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2011/07/23

75kmトレーニング

ヴェルサイユ宮殿を過ぎて暫く行くとBucという街に出る。これは1684年にヴェルサイユ宮殿に水を引くための水道橋。と目を奪われていると上り坂が続くのである。

この日はフランス革命記念日。シャンゼリゼでは恒例の軍事パレードが行われている。というわけで空軍基地のそばに置かれたミラージュ戦闘機

ツール・ド・フランスで5回の優勝をしたジャック・アンクティルの記念碑。

後半に差し掛かって、最後の見どころ。ヴィルプル。この日はとにかく祝日なので一息入れるカフェやこういった観光地も全てお休み。トイレに困るのだ。

前回走ったときに気になっていたところも一人なので写真のために止まることもできる。

やはりヴィルプルのお屋敷の門。
初めてアレックス・サンジェのサイクリングクラブACBOと一緒に走ったルートを再度走ることにした。待ち合わせのショップへの往復とを引くとちょうどいい距離になる。この時は転倒事故、パンクとトラブルに見舞われた。その上ACBOのペースの速さや自分の体力不足から全く楽しさのないものだった。でもこれを自分のペースで走れたらきっと楽しいだろうと出かけたのだ。快晴に見舞われたものの冷たい風が向かい風でつきまといそれなりにきつかった。途中でレインウェアを煽って体温の低下を防ぐ必要があるくらいだった。
前回、走りながら「こんな可愛い村なんだからちょっと止まればいいのに...」と思ったところでゆっくりできたのだ。とにかくACBOは走る。とにかく走るのが第一なのだ...
8月は日本に行くことに決めた。1ヶ月ほどの滞在で自転車がないのは寂しいのでLOOK KG96を持ち帰ることにした。久しぶりの日本の夏の中乗るだけの気力ができるかが心配だが...





2011/07/12

まだ見ぬ運命の出逢い...

イギリスからの注文というサンジェのVélo Ville。フレームは新品だがパーツは皆ヴィンテージ。サンジェのアトリエでバフ掛けされて新品のよう。こう言った注文は日本からだけかと思ったがどうもヴィンテージの風は(風邪?)世界中に吹き始めているようだ。

新品未使用な状態のイデアル。ラベルや説明書も付いている状態だった。

同時に作業が進められるルネ・エルス。80年代のもので私が今のなんちゃってに決めるまで一度は候補になったものだがどうしてもフレームの高さが高すぎて諦めたものだ。オーナーが決まったようだ。

アトリエの一角に積まれたラグ。当たり前だが強度が必要なので結構重いものだと実感した。


9月には2年に一回のサロンがある。そのため展示用の自転車製作に大忙しでもある。完成したフレーム。一台は最近力をいれているピスト。オリビエはピストもガンガン走っている。
写真のようにどうもヴィンテージの波がやってきたようだ。私もいくつかのイベントに参加してヴィンテージバイクの楽しさがしょうに合っているような気がしている。思えばその昔日本では1950年代、60年代のバイクと車を同時に何台か所持していたころもあるくらいだから。からだに合わせたフレームを作ってもらって...と思っていたが21世紀に作られた自転車はいくら頑張ってもヴィンテージバイクではない。ならばちょっと古目のサンジェもいいかな〜とか思っていたら今回ショップに行ってみると「待ってたよ!お前の好きそうな古い自転車が入って来る。それもお前のからだにあったサイズでね」と。
それも1968年製だという。私とひとつ違い。ついに来たのか!?運命の自転車...
この自転車に会えるのはバカンス明けの9月になるらしいが....楽しみで今から眠れぬ夜を過ごしている...