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2010/09/20

BBI アールデコ

わたしが住む街はパリのとなり、ブローニュの森のあるブローニュ・ビヤンクールという街。フランス車好きの方ならすぐにルノーの街と思いつく街だ。しかしこの街のもうひとつの顔は近代建築の宝庫なのである。パリのように19世紀以前を保持しているのとは別に近代化が進みモダンなビルが建つ。そのルノーの工場だったセーヌ川の出島セガン島の再開発も日本の建築家のデザインを採用する。
私の好むアールデコの様式を持った建築物が多いのもこの街の特徴だ。1930年代が好きなようで公営のイベント施設では1930年代展がほぼ常設で行われているほどだ。
写真はわが街ビヤンクールの市役所。子供の給食代を毎月納めに出かける。
ただ維持するのは大変なようであちこちのダメージがそのままで放置されているところが多く目に付く。ある友人は刑務所のようだともいった。
ベトナムの山岳地帯にダラットという街がある。そこには王の別荘地がありその様式はこのアールデコだ。この市役所に来るとそれを思い出す。また、この役所の規模からすると階段をみるたびにアメリカとの海路CGTで活躍したノルマンディー号などはこうだったのだろうかとここでもまた妄想の世界に入り込むのであった。

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